bornintheechoes

MUSIC

The Chemical Brothers / Born in the Echoes

  • ARTICLE - No.31
  • issue-2015.8.10
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Posted by Keisuke Aratsu
POP1280

前作「Further」におけるSwoonの破壊力たるや一瞬で全てのエレクトロミュージックを蹂躙してしまうようなエモーションがあったが故に他の曲が霞んでしまっていたと思う。だけど、今作「Born in the Echoes」では全編通してEDMへの挑発と言わんばかりのブリティッシュエレクトロが展開されている。いかにもイギリス的な人力感が漂っていてそこがとてもいい。
EDMについて「どれも同じにしか聞こえない」と揶揄していたケミカルブラザーズだがキャリアを重ねても、オリジナルを作ろうとする意思がはっきりと分かる。少し前にノエルやアヴィーチーがドンパチやっていたのも記憶に新しいけど、そんな事やってるくらいならオリジナル作ってしまえよ、って挑発してる感じがなんとも言えない。
ケミカルブラザーズって「みんなではしゃごうぜ!!」って感じがしないところが最高なんですよね。一人で部屋でこそこそ作った音楽なんだけど、かっこいいだろ?これ?って言ってくるような感じが僕がケミカルブラザーズを聞きたくなる理由なんですよね。
言ってみればソニック・ユースみたいな。「俺は好きにやってるから、構わないでくれよ」 っていう雰囲気。そもそもアートワークがアホみたいにかっこいいし、この時点で大勝利確定なんですけどね。(誰が作ったか知りたいけど見つからない)

そんなこんなでこのアルバム、先行シングルとして発表された「Go」はもちろんいいんだけど、後半に行くに連れてエモさがどんどん増していき、ベックが参加している「Wide open」で最高潮を迎える。この曲、そこいらのアーティストが簡単に作れるような曲ではないと思う。なんで?って聞かれても感覚です、としか言いようがないのが申し訳ないんですけど。それに以前のインタビューで彼らが答えていた「自分たちが音楽を始めたころの研ぎ澄まされた感覚で挑む必要があった」っていう言葉を完全に体現してるなぁと。
青さがあって、メロディック、まるでNew Orderの曲とでも言えてしまいそうなこの曲がこのアルバムで一番いいと思う。これフェスで聞けたら最高だなと思います!それこそサマソニって感じですね!

New orderの次回作にも客演が決まっているし、もうすぐサマソニにも登場するし、今年は大活躍の一年になりそうですね!

2016.01.30追記:名曲Wide openのMVが公開になりました。

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アラツ ケイスケ :
福岡県糟屋郡志免町在住。畑で野菜を育てて生きていきたいwebデザイナー。嫌いなものはクチャラー。1984年10月生まれ。昨年三十路デビューしました。音楽とB級映画をこよなく愛す一面、垂れ流すだけで何を聞いたか観たのか全く記憶にないこともしばしば。(大抵寝落ちしてるか、本を読んでます。)
このブログでは自分が書きたい音楽の事やデザインの事、福岡の事を好きなように書いて行くつもりです。記事掲載のご相談も受け付けますのでどうぞお気軽に。随時受け付けます。僕がバテあがってたらお返事までお時間掛かると思いますが悪しからず。

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