AKB総選挙中継に見る、ユーザーファーストとSEOとコンテンツの関連性 | POP1280
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AKB総選挙中継に見る、ユーザーファーストとSEOとコンテンツの関連性

  • ARTICLE - No.17
  • issue-2015.6.9   
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Posted by Keisuke Aratsu
POP1280

先日放送のあったAKB総選挙、福岡で開催されていたらしくそんなことも知らなかった僕は何の事やらテレビのチャンネルをまわしていると既にクライマックスを迎えた総選挙の一幕だった。
結果は皆さんご存知の通り、「さっしー」こと指原莉乃さんが1位を取って幕をおろしたわけですがこの総選挙、どうやら視聴率自体は良かったものの、視聴者からは不満の声もかなりあがっていたそうな。
僕も終盤少しだけ中継を見ていましたが、???と思う様なところが何回かあった。
そこで今回はこのテレビ的演出をWEBでいうSEOとコンテンツの関連性に例えて書いていこうと思います。

ユーザーファーストをこころがけよう

僕が放送を見て一番違和感を感じたのは、会場の映像をメインで放送しているはずなのに何故かスタジオの談笑を微妙に聞こえるように流しているところ。実際、放送中には全然リアルタイムの進行とは関係のないVTRが流れたりと意味不明な演出が目立つ一幕もあったそう。
これではファンはなかなか放送に集中できないと思います。そもそも視聴者はこの番組の何を目的にチャンネルを合わせているのか?それはやっぱりアナウンスのかかっているメンバーであり、総選挙のはずです。
自分の好きなメンバーが何位に当選しているか、当選したあとにどんなスピーチをするのか?カメラがアップになった時にどんな表情をしているのか?会場の熱気は伝わってくるのか?
そんな事を目的にチャンネルを合わせているはず。それならば、スタジオの解説や音声はほどほどにしておき、メンバーが映えるように演出するのがここでいうユーザーファーストだと思うのであります。
それができていなかったので今回視聴者から不満の声があがっていた、そういう事なんですね。

WEBに例えてみよう

WEBで良く聞く「SEO」という言葉。これはサーチ・エンジン・オプティマイゼーションの略で、検索エンジンに自社、もしくは自分のコンテンツが上位表示されるための最適化の事を指します。
さて、そこでどんな施策を行えばいいかというとこれはとてもシンプル、一言でいうとユーザーが見たいものが見れるコンテンツを作っているかどうかで評価が別れるという仕組み。
上に書いたユーザーファーストにつながる考えですね。
なので、「AKB 総選挙」といった風にユーザーが検索をかけた際に、この検索ワードに沿ってきちんとページを作っている程上位検索される、という訳ですね。

今回のケースを当てはめてみよう

そこで今回の番組をWEBに当てはめてみると、
きっとユーザーは「AKB 総選挙 順位」とか「AKB 推しメン 総選挙」みたいな感じで検索をかけてくると思います。
次に、上に書いたようにユーザーファーストなコンテンツを作るのならば、総選挙の主役であるメンバーにフォーカスした番組を作るのがSEO的に最も有効なアピールに繋がるのでは?と思います。
なので今回のように「AKB総選挙」と題した番組を作っているにも関わらず、それを目的に番組を訪問するであろうユーザーの意図を無視してしまった(談笑が聞こえたり、シーンに見合わないVTR流す、みたいな)番組作りは当然の如くユーザーファーストではないので、SEO的に順位は上がってこないと考えられます。
という訳で今回の番組、SEOとコンテンツの関連性から判断するとユーザーファーストとは言いにくい事もあり、検索エンジンの評価はあまり宜しくはないはずなのであまり上位にはヒットしないでしょう。「AKB」という巨大コンテンツが関連しているのでそこそこいいところには出てくるかもですが。(そもそも何でスタジオの声が必要の無い時にわざわざ聞こえるようにしたのか不思議で仕方ない。自分がテレビ見てる時にそんな演出あったらどう思うんだろうか。邪魔で邪魔で仕方ないはずばんだけどな)

結果から言うと最高視聴率は23.4%を記録し、上々のものだったそう。
だけどユーザーからの不満が多数上がっていることは事実だし、これをWEBに例えると改善の余地はあるはず。(別にWEBに限った話じゃないですね)
そもそも今回は地上波という、チャンネルも限られた中でのユーザーの取り合いだったからこの数字がとれたものの、同じ題材、同じ時間帯、同じターゲット層で全世界のクリエイターがインターネット上でコンテンツを作っていたらどうなっただろうか?
もし本当にそうだったなら大量のコンテンツという選択肢の中でユーザーの事を考えていないコンテンツは自然淘汰されていくはずである。というか間違いなくそうなる。
そういった意味でも今回、結局誰がコンテンツの優劣を決めるのか改めて認識させられたのでハッとするいい知見となりましたのであります。

結論

検索エンジンは皆に平等なのでユーザーに配慮したものを作りましょう

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ABOUT ME_

アラツ ケイスケ :
福岡県糟屋郡志免町在住。畑で野菜を育てて生きていきたいwebデザイナー。嫌いなものはクチャラー。1984年10月生まれ。昨年三十路デビューしました。音楽とB級映画をこよなく愛す一面、垂れ流すだけで何を聞いたか観たのか全く記憶にないこともしばしば。(大抵寝落ちしてるか、本を読んでます。)
このブログでは自分が書きたい音楽の事やデザインの事、福岡の事を好きなように書いて行くつもりです。記事掲載のご相談も受け付けますのでどうぞお気軽に。随時受け付けます。僕がバテあがってたらお返事までお時間掛かると思いますが悪しからず。

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