MUSIC
Lust for youth / Compassion
- ARTICLE - No.41
- issue-2016.4.24
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Posted by Keisuke Aratsu
POP1280
前作、internationalから約2年。デンマークはコペンハーゲンよりLFYの新譜が届けられました。前作の雰囲気を継承して、ダークなのにメロディアスな曲が全編で展開される気持ちの良さは健在です。野暮ったいバリトンなボーカルは相変わらずトレードマークとして主張しているし、ミステリージェッツに続いて今年の年間ベストに入れたいアルバムの一枚ですね。誠に最高である。
コンパッション
コンパッションとは同情や哀れみの意味とのこと。どんよりとしたこのバンドのサウンドにぴったりだと思う。
さて、肝心のアルバムは相変わらず最高なんだけど特にラスト3曲が申し分なく完璧です。tr.6 displayからtr.7 tokyo、tr8 in returnという流れが秀逸なのでここは是非とも聞くべし。アルバム買わなくてもいいから絶対聞いた方がいい。絶対に「これは最高なのでは?」と思うはず。もちろんアルバム前編通して文句ないのは言うまでもない。
前作ではNew Orderを引き合いに出されていたけど、今作でも特にtokyoではそれが顕著で、ゆったりとした気持ちのいいメロディの中にキャッチーなボーカルが入ってくるあたり、これは完全にNew Orderファンならノックアウトされると思うから黙って聞くべし、だと言える。ホントに最高。
全8曲、そこまで長くないので何度も聞きたくなるし、いい曲もたくさん揃ってるからこれは聞いた方がいいと思います。もちろんアップルミュージックでも聞けるので。最高だぜ。
最後にこんな事書くけど、コペンハーゲンってどんなとこなんだろう。一年中どんより曇ってでもいるのか?