MUSIC
MAX RICHTER / SLEEP REMIXIES
- ARTICLE - No.40
- issue-
- 2,485 views
Posted by Keisuke Aratsu
POP1280
マックス・リヒターは1966年、ドイツはハーメルン出身のポストクラシカル作曲家。スコットランドのエジンバラ大学やロンドンの英国王立音楽院でピアノ作曲を学び、2002年頃から楽曲集をリリースしはじめたそう。
自身の作品を「ポスト・クラシカル」と表現していて、エレクトロニカやシンセサイザーを追加したアンビエントっぽさのあるクラシカルなサウンドになっている。
モグワイなど豪華なリミックス陣
昨年リリースされた「SLEEP」ですが眠りをテーマに制作されたそうで非常に優しい音響空間が特徴的。
そして、今回紹介しているそのリミックス作品「SLEEP REMIXES」これが凄くいい。
このアルバムでは前半がPath 5という曲、後半がDream 3という2曲で構成・リミックスとなっていて、特にモグワイが参加してる音源では原曲の優しさを打ち消してしまうかのごとく、ゴリゴリのSFっぷりをこれでもかとばかりにアピールする、過剰ともいえる打ち込みの音に完全にポスト・クラシカルとかいうジャンルを無視した無機質な世界観を出しまくってて、完全に別の作品になってしまってる感じが強いけどこれがまたかっこいいんですよ。他にもCLARKが参加してる音源もあったりして、それもまたかっこいい。これも結構SFっぽさが強くて良きかな。という感じです。
後半は静かな曲がメインになるので、SLEEPっていうタイトルにかなってる感じになってきます。
前半後半含めてとても良いので最近作業中ずっと聞いてます。オススメの1枚です!
モグワイ参加のゴリゴリのSFサウンド!