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MUSIC

Jones / New skin

  • ARTICLE - No.47
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Posted by Keisuke Aratsu
POP1280

UKはロンドンから届けられた女性シンガーソングライターのデビュー作。サム・スミスからも絶賛を受けた珠玉の楽曲が群をなすアルバムは、どこをとってもキャッチーで歌心に溢れていて、聞き応えのある一枚。なんといってもジャケットがかっこいいのでそこに惹きつけられてしまったのなら1度は聴いてみるといいと思います。

歌心とソウルがミックスされたエレクトロ

1曲目、rainbowのイントロからいかにも英国産といった趣のサウンドで湿った空気感を醸し出し、6曲目のwaterlooではしっとりとしたバラードを鳴らしてくれます。このあたりが非常にSSWといった感じが色濃く現れていて、ただのエレクトロかぶれではないなということを主張してきます。事実このwaterloo、アルバムの中で最も地味で静かな曲だけどメロディは優しく、ゆっくりと語りかけてくるような曲調がものすごく耳に残って離れません。全12曲の中でも独特の立ち位置。
アルバムの中でもラストトラックnew skinと1曲目のrainbowへのつなぎが最高に気持ちがよく、この2曲だけ無限にリピートして聴いていたい感じです。特にnew siknは哀感のあるトラックがものすごくカッコよくて、リバーブのかかり方やズンズンくるベースの感じ、サビ前のメロディの展開がとてもキャッチーでたまらない。アルバムタイトルを冠した曲なだけあって、収録曲の中でも一際目立つ存在になってます。

ずっと聴いていられる

1曲目の出だしがエレクトロ趣向が強いので、チラッとFKA twigsが脳裏をよぎったりもしたけどこっちの方が全然聴きやすくて、オールタイムベストって感じがします。FKA twigsほど生々しくないので程よい感じで聞くことができるし、トータルタイムがそこまで長くないのもとてもポイント高いし、ジャケットもこっちの方がかっこいい。FKA twigsはアートをこじらせた感じが逆に気持ち悪い感じ。

2016年も終盤になってきた今、今年聴いている音楽を振り返ると例年になく静かなものが多いなという印象。ピアノっぽい音とか、SSW系のアルバムとかそういうものの比率が多い気がする。と言いつつもミステリージェッツに勝てるアルバムは今のところないかなぁといった印象。

本当はラストトラックnew skinを貼り付けたかったのにsoundcloudは国内では再生できないし、youtubeも再生できないしで諦めました。悔しい。

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アラツ ケイスケ :
福岡県糟屋郡志免町在住。畑で野菜を育てて生きていきたいwebデザイナー。嫌いなものはクチャラー。1984年10月生まれ。昨年三十路デビューしました。音楽とB級映画をこよなく愛す一面、垂れ流すだけで何を聞いたか観たのか全く記憶にないこともしばしば。(大抵寝落ちしてるか、本を読んでます。)
このブログでは自分が書きたい音楽の事やデザインの事、福岡の事を好きなように書いて行くつもりです。記事掲載のご相談も受け付けますのでどうぞお気軽に。随時受け付けます。僕がバテあがってたらお返事までお時間掛かると思いますが悪しからず。

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